インタビュー

INTERVIEW

田中 仁

事業部門の企画職から戦略コンサルタントへのキャリアチェンジ

Associate Manager

田中 仁

Associate Manager

Jin Tanaka

大学卒業後、大手人材サービス企業で事業企画として事業戦略策定、予算・KPI 管理、営業部門の実行支援を担当。2021年にXspear Consultingに参画し、主に人材育成等の人事施策に関するプロジェクトに従事。

成長スピードを重視し、圧倒的に打席に立てる回数が多い道を選択

ファーストキャリアについて教えてください。

2016年に筑波大学を卒業し、アルバイト情報サービス提供している会社に新卒で入社しました。営業職の想定で入社を決めていたのですが、入社前の人事面談で事業企画部門への配属を打診され面白そうだったのでそのまま事業企画部門に配属となりました。

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300人の同期のうち3人だけ事業企画部門の配属だったそうですね。どのようなことを担当していたのですか?

前職は大きく分けて、アルバイト事業と派遣事業の2本柱だったのですが、私はアルバイト事業の中で特に大手アカウントをリードする事業部門の企画担当でした。月次/四半期/半期/通期の営業予算の達成を目的としたKPI管理、営業戦略/施策の検討・実行などを担当していました。

営業経験が無い状態で、「企画する」「管理する」という立場は難しくなかったですか?

 

とても難しかったです。営業職の皆さんの行動原理やどのような行動が勝ち筋なのか?といったことを理解するのに苦労しました。机上で考えるにも限界があるので自分から営業同行をお願いしたり、営業現場へのヒアリング等を積極的に行ったりすることで疑似的に営業職を理解しようとしていました。結果的にはそういったスタンスを認めてもらえて現場と良好な関係性を築けていたと思います。

事業企画という仕事を通じて身についたことはありますか?

 

「数字」「ロジック」「ファクト」で事業の輪郭を捉えるスキル、一歩引いた視点で客観的に事業を見るスキルは身についたと思います。当然ながら事業部門長の方が事業に長く携わっており知見も経験も豊富なので、同じ視点から物事を見ていては価値が出せないと感じました。そうした際に収集したCRMデータを読み解きながら「ファクトに基づいた市況」をお伝えすることで事業方針など大きな意思決定の前提条件を正しくインプットすることができていたと思います。勿論、ロジックやファクト一辺倒のコミュニケーションだと受け入れてもらえないケースもあるため、定性的なコミュニケーションも重要視していました。

非常に面白そうなミッションですが、どうして転職を考えるようになったのでしょう?

 

予算管理、戦略検討と聞くと聞こえは良いのですが、実態としては足元の業績に効きそうな施策を回す仕事が中心でした。戦略を考える、仕組みを作る側の経験に厚みを持たせたいと考えるようになっていたので自ずとコンサルティング業界への転職を視野に入れていました。

数あるファームの中でXspear Consulting(以下クロスピア)に決めたのはどうしてですか?

 

私が応募していた当時のクロスピアは50名未満の小規模体制で、圧倒的に打席に立てる回数が多いという点が魅力でした。成長スピードを引き上げていかないと自分のなりたい像に追いつけないのでは?という焦りもありました。

実際に飛び込んでみていかがですか?打席には立てていますか?

 

はい、ありがたいことに挑戦機会をたくさんいただいています。入社直後は人材会社様向けのリサーチ案件にアサインしてもらいました。ショックだったのですが「思った以上に」全然アウトプットを出せませんでした。リサーチするという行為そのものは高難易度ではないのですが、「リサーチデータを使って顧客と何を話したいのか?」とマネージングディレクターから問われて答えられず…。リサーチはあくまで手段であり、上流の目的を意識せず仮説を持たずに作業をしてしまっていたんです。同プロジェクトの先輩は、プロジェクトスタート前段階からプロジェクトの背景を理解するために類似プロジェクトの調査を重ね、どのような目的を置くべきかの仮説を複数持っていました。今思えば、一つのプロジェクトに臨む姿勢そのものに差があったのだと思います。

その後はどのようなプロジェクトを経験されたのですか?

複数の短期プロジェクトを経たのち、日系化学メーカー様のDX人材育成に関するプロジェクトにアサインされています。DX人材育成、言葉としては最近よく聞くと思うのですが単体で4,000名、連結で10,000名を超える会社のDX人材育成は非常に難しいです。一般的にはTo-Be像を定義、As-Isを分析、GAPを埋めるコンテンツを設計…という流れだと思うのですが、お客様の中でTo-Be像が定義されていないところからのスタートでした。DX人材とは何を企画できる人なのか?どのようなスキルが必要なのか?化学メーカーにおけるDX人材とは何を期待されるものなのか?一部の専門職ではなく“全社的に”身につけてもらうとなると何が最適なのか?・・・等々、そういった議論をお客様と喧々諤々かわしながら徐々にTo-Be像を定義することができ、その後研修をスタートしました。かなり苦戦しましたが、仮説を持って顧客と対峙する重要性を転職直後に学ぶことができたのでどうにかスタートラインに立つことができたと思っています。

手応えや今後に向けた抱負があればお願いします。

手応えとして、特に変わった点はラストパーソンシップです。現在のプロジェクトでは開始当初PMだった方が異動されてしまったことで自分自身がクロスピアの顔として顧客とフェースすることになりました。それまでは「今月どうしようか」という思考に閉じがちでしたが、主担当となって以降は「顧客は今何を気にしているのか?」「先々を見据えて今手を打つべきことは何か?リスクは無いか?」といった思考を持てるようになってきていると思います。とはいえ、マネージングディレクターと話すたびに考慮漏れが出ているので、まずはクロスピアのマネジメント層と対話をしていて安心してもらえるような思考の幅・深さを追求していきたいと思っています。

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