INTERVIEW
インタビュー

自ら道を切り開き、インダストリーを牽引する存在に
Managing Director
吉浦 周平
Shuhei Yoshiura
国内大手SIer、在ジュネーブの国連機関、外資系コンサルファーム(BIG4)を経て、シンプレクスに参画。官民問わずパブリック領域の案件を中心にコンサルティングサービスに従事。DX戦略策定、新規事業開発、次期システム構想検討、要件定義、アーキテクチャ設計、データ標準策定、先端技術(人工知能、ブロックチェーン、XR、IoT等)の実証・実装など、幅広いテーマで支援実績を有する。
BIG4から創設1年未満のクロスピアへ入社した理由
これまでの経歴とXspear Consulting(以下、クロスピア)に転職した理由を教えてください。
大学院修了後、国内大手SIerへ新卒入社し、中央省庁のシステム開発や営業を担当しました。その後、2009年に在ジュネーブの国連機関に国連職員として採用され、ITコンサルタントとして従事していました。直近では、外資系コンサルティングファームのパブリックセクターで中央省庁・自治体での政策提言から実行支援までを行いました。2021年11月にクロスピアへ入社しましたが、当時のクロスピアは、まだ創設から1年経たない時期で社員数が30-40名と小さな会社で、挑戦することに前向きな社風に惹かれて入社を決めました。
また、クロスピアに転職してきた理由について、前職のコンサルティングファームでは、これまでのキャリアを買われてITの専門家としての仕事に寄りすぎてしまったことがあります。政策も含めた上流から、より広く、より深く、コンサルティングに携わりたいという思いで情報技術に強い会社に転職したいと考えました。また、自身で裁量を持ちながら興味のある案件を獲得し、自分のチームを立ち上げてクライアントに向き合う仕事をしたいという思いもありました。
クロスピアに入社し、どのような業務を担当しているのか教えてください。
公共領域のインダストリー・プラクティス・リードとして、シンプレクスグループ全体の公共ビジネスを牽引する役割を務めています。
公共領域でのビジネスを立ち上げて3年以上が経過しましたが、初期の頃は公共案件の提案もプロジェクトもやったことが無いメンバーがほとんどで、情報収集、入札参加、プロジェクトチームの立ち上げ、デリバリーのほとんど全てに関わり、案件の最初から最後まで完遂させることに責任を持っていました。業務の進め方についても、ひとり一人メンバーにレクチャーし、組織力を向上させながらメンバーを育成してきました。
その後、徐々にクロスピアもシンプレクスも受託する案件数が増え、案件規模も大きくなり、一人ではとても見ることができなくなりましたので、ビジネス戦略を描き、新規の案件を中心にビジネスを広げていくこと、また大きな課題が発生した際にはサポートに入るような動き方にスイッチしてきています。
最近では、案件を任すことができるメンバーも増えてきましたので、公共領域と親和性のある準公共領域でのコラボレーションにより会社全体の案件の幅出しや、元々興味のあったテクノロジーで社会にインパクトを与えることができるような案件に取り組んでもいます。

新たなインダストリーを立ち上げ、3年で売上規模100倍以上にまで成長
シンプレクスグループとして実績のなかった公共インダストリーをどのように開拓し、実績を重ねてきたのでしょうか。
公共案件は、公平性・公正性・透明性などが重視されており、広く事業者に提案の機会が与えられています。しかしながら、提案の内容、価格に加えて、実績も重視されますのでそこがネックでした。そのため、最初から大きな案件の獲得は目指さずに、まずは獲得できそうな小さな案件を積み重ねるところからはじめました。競争入札の参加にあたっては、自ら情報収集し、提案書を作成するのみならず、社内関係部門に対しても協力いただけるように働きかけをしました。シンプレクスグループには新しい挑戦を後押しする風土があるので、声を上げれば他部署の方でも協力的であったのはありがたかったです。様々な協力のもといくつか提案書を提出したところ、初年度に五つの案件を落札することができました。そうして実績を作りながら、クライアントの信頼も併せて獲得したことで、次年度以降も少しずつ拡大していくことができました。えるぼし認定やくるみん認定といった加点要素の整備や契約に関わる業務も、セールス部門やバックオフィス部門と連携しながら進めました。立ち上げ時期は、3-4名の少人数でプロジェクトと並行して提案活動を行っていたので、多少ハードに働いていたと思います。
今ではシンプレクスと合わせて年間の売上が数十億円規模となり、グループ全体でも多くの方が公共案件に携わってくれています。また、クロスピアではワンプール制でのアサインを行っており、公共部門という括りはないのですが、公共案件に携わりたいと手を挙げてくれる人も多くいます。昨年度は50人近くが携わってくれました。特に若い世代の社員の方が社会貢献をしたいと考えている印象が強く、また、身近に感じる公共案件に興味を持ってくれている方が多いと感じます。
クロスピアにおいて、これまでのキャリアで培ってきた経験をどのように生かせているのか教えてください。
私の場合は、やはりこれまでに培ってきたITに関する知見・経験が生きていると感じます。日本でもデジタル庁が組成され、官公庁でもデジタル化の動きが加速し、住民サービスも含めて真の意味でレガシーからの脱却が進んできていることの影響が大きいと思います。加えて、これまで一貫して関わってきた公共案件に関するノウハウや、組織の協力、時の運などが重なり、公共ビジネスの立ち上げに成功できたのだと思います。
実績が積み重なれば、チャレンジできる案件の幅も広がります。徐々に規模を拡大した結果、公共ビジネスの立ち上げ4年目の昨年度売上は、1年目と比較すると、100倍以上にまで成長しています。
培った経験・能力を存分に発揮し、チャレンジしながらクライアントに貢献
クロスピアで働く魅力について教えてください。
クロスピアやシンプレクスには、テクノロジーに関して思想から実装まで深い理解を持ったコンサルタントが多数在籍しています。公共領域に限らず様々な業界において、テクノロジーの活用は生き残りをかけたキーファクターでありますが、我々がクライアントに提供したい価値やアイデアを具現化するにあたり、クロスピアとシンプレクスには非常に頼りになる仲間が多く存在するということです。
机上で語られることも多くあるコンサルティングビジネスですが、「本当にそれは実行できるのか?」「ユーザーに使われるのか?」というクライアントの不安を、メンバーが知恵を絞りながら検証します。上流から下流まで一気通貫でという点も我々の強みですが、それに加えて「上流工程において下流までを見越した支援が可能なこと」も強みだと考えています。
エンジニアとコンサルタントが融合し、フェーズを切っての支援だけでなく、アジャイル的に仕様を決めながら開発するということもグループの強みとして持っています。
クロスピアへの入社を検討している方へ向けて、メッセージをお願いします。
特に、インダストリーやソリューションを軸とした新しいチームを立ち上げるような、チャレンジをしたい方を歓迎しています。
カジュアル面談などでお話をすると、「どのように公共チームを立ち上げたのですか?」とよく聞かれますが、こんなチームができたらいいな(理想)、そのためにはこういうリソースや仕組みが必要かな(課題)、そのためにはこういうことをやっていかないといけないな(行動)と、自身で道筋を立てて突き進む自走力や胆力、周囲を巻き込む力が必要です。
少し厳しい言い方になるかもしれませんが、インダストリーの立ち上げは非常に大変なことです。私自身、公共インダストリーの立ち上げ期には、立ち上げと並行して公共以外の案件にデリバリーで入り、売上を作っていました。なかなかハードワークをしていたと思います。ゼロからすべてを立ち上げる社内起業のようなイメージです。
こうした経験をしているメンバーが私以外にも社内にいるので、新しくチャレンジをする方の支援も可能です。ご自身の推進力、コミットメントは重要ですが、たった一人で立ち向かわなくてはならないわけではありません。
主体的に動きながらチームを成熟させることができる方、クライアント志向で新たなビジネスを作りたい方、成長意欲の高い方が、クロスピアに魅力を感じてくださると嬉しいです。
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