INTERVIEW

インタビュー

#プロフェッショナリズム

クライアントと共に新たな価値を作り出す

Managing Director

寺田 翔一郎

Shoichiro Terada

監査法人にて監査業務に従事後、FASにてM&A支援、事業再生計画の策定から実行支援、再生後の成長戦略策定支援に従事。Xspear Consulting入社後は、DX戦略策定やデータ利活用、業務プロセス改善などのコンサルティング業務に従事。

新たな視点との出会いを求めてXspear Consulting(以下、クロスピア)に入社

これまでの経歴について教えてください。

新卒で監査法人に入社し、約7年にわたって監査業務に従事しました。監査業務というのは、企業が公表する財務諸表が一定のルールに従って正しく表示されていることを保証する仕事です。業務の流れとして、まずは内部統制の有効性を確認します。どのようなプロセスを経て業務が遂行されるのかの整備状況を確認し、それが実際に正しく運用されているかをチェックします。そして、内部統制の有効性に基づき、財務諸表の数値の確認を行います。このように、体系化された手続のもとで、投資家が安心して意思決定できる環境を整える役割を担っていました。


その後、監査の経験を生かしつつ、業務の幅を広げてクライアントの支援を行いたいと思うようになり、FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)に転職しました。入社後は事業再生部門に所属し、M&A支援や事業再生計画の策定から実行支援に携わりました。監査は過去の数字を扱う仕事ですが、事業再生は過去の数字に基づきながら、将来の事業計画を立てる仕事だと言えます。具体的には、事業再生に必要な施策をクライアントとともに立案し、根拠ある計画数値に落とし込むことで、融資元の銀行や株主などのステークホルダーに対しても受け入れてもらえるような事業再生計画を策定し、説明します。説明して合意したら終わりではなく、具体的な施策を一緒に進めたり、その施策の進捗状況などをステークホルダーへ報告したりする支援も行いました。


また、事業再生に成功した会社が、次の成長戦略を策定するための支援も担当し、例えば、成長戦略の一環としてのDX戦略の立案から具体的なDXプロジェクトの推進支援も行いました。FASには約8年在籍し、2024年10月にクロスピアに入社しました。

クロスピアへ転職した理由を教えてください。

事業再生に成功した会社の成長戦略を策定する中で、DX戦略や具体的な実現手段のプロジェクト化、推進を考える機会が頻繁にありました。それをクライアントの期待を超える提案として形にするためには、テクノロジーの知見も必要です。テクノロジーに強みをもつ環境を求める中で、クロスピアが目に留まりました。グループ会社であるシンプレクスには、多くのエンジニアが在籍し、長年にわたりテクノロジーを駆使して、クライアントに付加価値を提供しています。これが入社を決めた理由の一つです。


前職時代に大阪で働いていたため、クロスピアへの入社を機に東京へ引っ越しました。前職でシンガポールへの赴任や東京への出張も多かったため、居住地が変わることに抵抗はありませんでした。


クロスピアでどのような業務を担当しているのか教えてください。

現在はクライアントのDX戦略の策定やその具体化でもあるデータ利活用、業務プロセス改善などのコンサルティング業務を担っています。マスタープランとしてのDX戦略で夢を描きつつ、具体的なマイルストンを設定し、戦略策定の段階から少し具体的な内容も検討することで、絵に描いた餅にならない戦略を描くことを心掛けています。具体的な個別プロジェクトにおいては、プロセスのあるべき形を整理しつつ、担当者が実行可能で協力してもらえる妥協点を探ったうえで、実際のツールも開発することで、業務標準化、効率化を行うとともに、ツールを通して業務データを収集することで、戦略的データ分析が可能になる支援などを行っています。

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これまでの経験を、クロスピアでどのように生かせているか教えてください。

監査法人時代に大企業の監査業務を担当した経験から、データを収集・分析する基礎的なスキルが培われました。これは現在のデータ関連の業務にも役立っています。また、監査業務は、資格獲得の座学を経てから現場に配属されます。現場に配属されてからは、過去に作成された調書が確認できるので、これまでの監査実績を踏まえ、予習することが可能です。それを監査の業務で実践し、さらに復習もできます。この経験は振り返ると非常にありがたかったと感じており、今後の業務拡大に向けて、高品質なものを幅広いクライアントへ効率的に提供するための検討、チーム組成においても、重要な学びになっています。


前職のFASでは、成長戦略や事業計画をストーリー立てて構築することを学びました。数字だけではなく、「なぜこの施策を行うのか」「会社の存在意義とその施策がどのように一体的に示せるのか」といったストーリーを描くことを徹底しました。こうした経験が、現在のソリューション開発や提案活動に生かされています。

クロスピアには、クライアントファーストを軸に細部までこだわり、成果を追求するメンバーが多い

クロスピアで成し遂げたいことを教えてください。

大きく二つあります。一つ目は、データ利活用のソリューションをパッケージ化して展開することです。データは保有しているだけでは意味がありません。保有しているデータを標準化し、分析を行ったうえで、分析結果をもとにどのように改善していくかが重要です。施策の検討や実行にまで至ってこそデータの価値が発揮されると考えているため、これまでの知見を生かしてトータルで支援できるパッケージを開発・展開したいと考えています。


コンサルティング業界が社会に広がりを見せている中で、新たにコンサルタントとして働く方にも一定のデータ分析やデータ利活用に関する業務能力を身につけていただきながら、パッケージをクライアント支援に役立ててもらいたいと考えています。


すでに、特定のツールを活用して課題を解決する「ツールドリブン」なパッケージは存在します。それを「目的ドリブン」に転換し、パッケージ化していきたいと考えています。


二つ目は、web3などの新しいテクノロジーに触れ、自分自身が未知の領域に挑戦することです。具体的にどのようなことができるのか、クライアントとも議論を重ねています。

クロスピアだからこそ実現できることを教えてください。

汎用的なコンサルティングスキルに加え、専門的な知見を持つ人材が集まっているため、専門性を掛け合わせて価値を生み出せます。シンプレクスグループ全体で挑戦を歓迎する文化が根付いており、クライアントファーストを軸に細部までこだわり、成果を追求するメンバーが多いと感じます。挑戦したい方には、多くの成長機会が広がっている環境です。


また、KPIを個人に課されるわけではなく、組織で達成していく社風のため、周りのメンバーと連携しながらクライアントのためになることを追求できます。

クロスピアへの入社を検討している方へメッセージをお願いします。

クロスピアは自ら考え、行動し、挑戦を楽しめる方にとって大きな成長を遂げることができる場です。依頼されたタスクをこなすだけでなく、新しい視点を取り入れ、クライアントと協働して価値を創出したいという思いを持つ方には最適な環境です。


メンバー全員がクライアント、チーム、自社のことを真剣に考え、互いの意見に耳を傾け、クライアントへの貢献をどう最大化していくかを日々議論しています。「自分の社会的意義は、ここにある」と考えながら働く方と、共に挑戦していきたいと思います。

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