INTERVIEW

インタビュー

#プロフェッショナリズム

クロスピアはチームプレーの会社

Managing Director

野田 有毅

Yuki Noda

大学卒業後、メガバンク、アクセンチュアを経て、2023年Xspear Consultingに参画。金融、製造業界を中心に、DX・ITを主軸とした戦略策定、新規事業立案、組織変革、規制対応、ガバナンス態勢高度化等、幅広いプロジェクトを主導。

クロスピアで一番身近なマネジングディレクター

これまでの経歴について教えてください。

大学卒業後、新卒でメガバンクに入行して、約16年間在籍しました。最初の3年間は店舗へ配属され、個人向けに資産運用の相談窓口や法人営業を担当しました。その後は、市場部門で外国為替のディーラーとして働きました。もともと銀行に就職したのは、為替トレードに携わりたいという志望理由からでしたので、まさに念願の仕事に就けたのです。


ディーラーとして働いて9年ほど経った頃、アルゴリズムを活用して機械が金融商品の売買をするようになり、そのシステム企画を担うことになりました。そのときに、Xspear Consulting(以下、クロスピア)のグループ会社であるシンプレクスと出会っています。シンプレクスの技術力とデザイン力は当時から評価が高く、コンペをしたところ、ほぼ満票という圧倒的得票数で勝っていたのを覚えています。


システム企画を担当したことでPMOができると評価され、コーポレート部門のリスク管理を担当する部署へ異動し、金融規制に対応するためのシステム開発のユーザPMOを担当しました。無事にリリースされた後は、諮問委員会の一つであるALM(Asset Liability Management)委員会の事務局を担当しました。


銀行での仕事にやりがいを感じていましたが、何気なく転職エージェントに登録したところ、多くのコンサルティングファームから声がかかり、数社と話をしました。これまでの経験を活かし、コンサルタントとしてもキャリアを築いていけるという点で魅力に感じ、チャレンジしようと転職を決めました。当時、多くの社員と会う中で、最も自分にフィットすると感じたアクセンチュアへ転職したという経緯です。


アクセンチュアには約6年間在籍し、金融機関のクライアントをメインに支援していました。前職の経験から、主にクライアントのコンプライアンスやガバナンスの強化をテーマに担当していましたね。


当時、マネーロンダリングの対策を世界的に行っており、日本でも金融庁がガイドラインを出しました。それを整理して、健康診断のように、どこがウィークポイントかを診断できるツールを作成しました。それがクライアントから高い評価をいただき、非常に多くのクライアントで支援実績ができました。そのおかげもあり、アクセンチュアにはコンサル未経験でマネジャーとして入社したのですが、翌年にはシニアマネジャーにプロモーションできました。

コンサルタントとして大切にしていることを教えてください。

妥協しないことを大切にしています。宵越しのタスクは抱えないようにしていますね。その日のタスクは、最後までやり切ってから寝ています。自分の経験上、睡眠時間は多少短くなったとしても、そのほうが質の高い睡眠が取れます。


個人的に、コンサルタントに必要なスキルは、コミュニケーション能力一択だと思っています。コミュニケーション能力は大きく二つに分解できます。一つは資料などによる視覚へ訴えかけるコミュニケーション能力で、もう一つは会話などによる聴覚へ訴えかけるコミュニケーション能力です。銀行員時代に毎月200枚の資料を作成する経験をしていましたし、営業等の業務の経験から、クライアントと会話することにも抵抗がありませんでしたので、未経験でコンサルタントになる際にも、カルチャーギャップを感じませんでした。


チームビルディングも大切にしていることの一つです。コンサルタントの仕事は、一人ではできません。必ずと言っていいほど複数人でクライアントをご支援するので、チームメンバーとの役割分担は大事だと思っています。


私は、「上司」や「部下」といった、上下を想起させる言葉が大嫌いです。それぞれが役割を与えられているだけなので、誰が偉いというものはありません。クロスピアのマネジングディレクター陣には、偉ぶる人間は一人もいません。チームのみんなのおかげだと心の底から思っています。だからこそ、クロスピアは成長しているのだと思います。

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クロスピアへ転職した理由や、クロスピアで成し遂げたいことを教えてください。

アクセンチュア時代の同僚だったクロスピアのマネジングディレクターから声をかけてもらったことがきっかけで2023年7月に転職しました。最初は転職するつもりはありませんでしたが、クロスピアの他のメンバーとも話をしたときに、「この人たちと仕事できたら楽しいだろうな」と魅力に感じました。また、冒頭でお話した様に、シンプレクスの技術力の高さを知っていたので、共にクライアントに価値あるサービスを提供する仲間として心強いと感じました。


その他、ワンプール制にも惹かれたことも、転職の理由です。ワンプール制の良さは、組織になっていないことです。組織になってしまうと組織に売上目標が課され、それが個人ごとに課されてしまいます。結果的に売上偏重になってしまうわけです。そうなると、デリバリーを軽視することにつながると考えていて、私はそれがとても嫌なんです。クロスピアには個人の売上目標はなく、みんなで一つの目標に向かって頑張っていて、結果うまくいっています。


成し遂げたいこととしては、チームを大きくしていきたいですね。私は自己紹介のときに、「一番身近なマネジングディレクターです」と常に言っています。心理的安全性があり、仕事のやりがいや楽しさを共有できるチーム作りを心掛けています。

現在、どのような業務や役割を担当しているのか教えてください。

今年度から、ある二つの金融機関の、弊社が担当する全てのプロジェクトを統括しています。統括しているプロジェクトは、基本的にはIT側またはユーザ側のPMO業務です。IT側のPMO業務は専門外ではありますが、スムーズに入れました。というのも、以前に銀行で働いていたときにシステム部門の方々と共に仕事をしたことで、用語や工程を理解できているからです。クライアントによって新たに覚えないといけないこともありますが、基本的に大筋は変わりません。


また、採用活動においては面接を担当しています。マネジングディレクターという肩書がありますが、別に偉くはありません。単なる役割です。面接のときや入社してからも怖がったり、畏敬の念を抱いたりする必要はありません。

これまでの経験をどのように活かせているか教えてください。

これまでの経験で無駄なものは何一つとしてありません。すべてが生きています。銀行で働いていたときにシンプレクスに出会ったことや、アクセンチュアで働いていたときに私をクロスピアへ誘ってくれた同僚に出会ったことは必然だと思います。


だからこそ、私はいまクロスピアで働いていて、シンプレクスとも一緒に仕事をしているわけです。銀行で働いていた当時、シンプレクスの技術力の高さに感動しましたが、それをいまでも味わえています。すべての経験が必然です。

どのような人物がクロスピアで活躍できると思うか教えてください。

弱みを見せられる強さを持っている人が活躍できると思います。面接の際には、「あなたの強み、あなたの伸ばすべきところはなんですか?」と聞くようにしています。そのときに、どちらもしっかりと答えていただきたいです。


クロスピアはチームプレーの会社なので、自分一人ですべてを実行できる必要はありません。一つのゴールに向かってチームみんなで進んでいます。なので、自分の得意なところと苦手なところの自己分析ができて、進む道のビジョンを持っている人に入社してほしいです。


私がクロスピアに入社して良かったと思う理由の一つに、Mutual Respectがあります。これはシンプレクスグループのフィロソフィの一つですが、お互いを尊重して信じ合っているからこそ、自分の意見が言えるのです。新しく入社する方にもMutual Respectの精神を持ち、自分の意見を出していただきたいと思います。

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