インタビュー

INTERVIEW

座談会01
左から内田、木根渕、加藤

大手コンサルティングファームからクロスピアへ

Senior Manager

加藤 康彦

Senior Manager

Yasuhiko Kato

大手SIer、コンサルティングファームなど4社で30年のキャリアを経て、2024年4月から現職。中央省庁、大学、独立行政法人向けの業務改革、ITシステム化計画策定、要件定義、PMO支援等を中心に、70件を超えるプロジェクトを経験。Xspear Consultingに入社後も、官公庁向けの提案活動とプロジェクト推進を実施中。



Manager

内田 光

Manager

Hikari Uchida

大学卒業後、NECに入社し、公共領域を中心としたシステム開発業務に従事。その後デロイト トーマツ コンサルティングに入社し、官公庁のシステム更改プロジェクトや自治体業務のDX支援プロジェクト等で調査研究業務等に従事。2024年にXspear Consultingに入社し、公共機関における情報化推進に向けた組織及び人材戦略立案等を推進。



Manager

木根渕 興起

Manager

Koki Kinebuchi

大学卒業後、アクセンチュアに入社し小売・メーカー・商社等のクライアントに対し、基幹システム導入・業務改革等を経験。2021年3月にシンプレクスに入社し、4月よりXspear Consulting。証券・決済業・製造業等複数業界におけるプロジェクトを経験。

“縦割りの壁”や“縄張り”がない横断的かつ自由度がある仕事環境での新たな挑戦

これまでの経歴とXspear Consulting(以下、クロスピア)に転職した理由を教えてください。

内田)私は新卒でNECに入社し、SEとして公共領域を中心としたシステム開発業務を経験した後、より上流工程の仕事を担当したいと思い、デロイト トーマツ コンサルティングに転職しました。デロイトではパブリックセクターに所属し、官公庁のシステム更改プロジェクトや、自治体業務のDX支援プロジェクトなどを担当してきました。デロイトでは所属部門ごとに担当する領域が決まっていたのですが、経験の幅が狭くなっていることに危機感を感じていました。そこで、公共領域に軸足を置きながらも、所属部門にとらわれずに様々な経験を積みたいと考えて2024年3月にクロスピアに入社しました。


木根渕)私は大学・大学院でスポーツバイオメカニクスを専攻していたこともあり、最初はスポーツメーカーや体育教員への就職を視野に入れていました。就職活動を通じて、将来を考えた際にコンサルティングファームでビジネスマンとしての基礎スキルを向上させた後に、スポーツ領域のビジネスに関わる、もしくは起業をしようと考え、新卒でアクセンチュアに入社しました。製造流通本部に所属しコンサルタントとして、小売業界やメーカーをクライアントにシステム導入や業務改善などのプロジェクトを担当してきました。
アクセンチュアでは複数の基幹システム導入プロジェクトを担当し、周囲からも同領域での経験とスキルを評価していただいた一方で、他領域へのチャレンジができずにいました。まだ専門領域を絞らず、幅広い経験を積んでいきたいと考え、新興ファームも視野に入れて転職活動をしました。また、いずれは起業したいという夢を見据えた際に、創設から事業を成長させていくことに携われることは私にとって非常に価値のある経験だと感じ、クロスピアへの入社を決意しました。クロスピア創設1か月前の2021年3月にジョインし、これまでに幅広い経験を積むことができています。


加藤)私は大学時代、計量経済学を専攻していました。就職活動を始めたころがちょうどシステムエンジニアという職種が出始めた時期で、興味を持ち新卒でNTTデータに入社しました。当初システムエンジニアとして入社したのですが、コミュニケーション能力を評価され、企画・営業部門の配属となり、キャリアをスタートしました。その後、コンサルティングファームを複数社渡り歩き、官公庁領域を中心に30年ほどコンサルティング業界に身を置いてきました。50歳を過ぎて新しいチャレンジができる場、自分も企業も“成長”を感じる場を探してきたところに、クロスピアとの出会いがあり、2024年4月にジョインしました。今回の転職活動でオファーをもらった4社の中で、“ほかにはない勢いと情熱”を感じてクロスピアに決めました。

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転職活動時にアピールした点や、クロスピアでも活かしたいと考えたスキル・マインドなどを教えてください。

加藤)30年もこの世界を経験してきたので、これまで培った70件以上のプロジェクトマネジメントの実績をアピールしました。前職でも成長する組織に身を置かせてもらって、大変なことは多かったですが、多くの喜びが得られました。この経験を活かし、会社の成長にも貢献して、また喜びを得たいという想いを伝えました。


木根渕)私はコンサルタントとしての経験が数年というなかでの転職だったので、“素直さ”を伝えました。現在も仕事をしていて思うのは、コンサルティングは年を重ねても常に“素直さ”がないといけない仕事だと考えています。経験したことがない、知らない分野や領域にアサインされることも日常的ですし、これまで培ってきた常識が通じないプロジェクトもある。常に成長し続けることが求められるこの仕事では、常に素直さをもって学び続ける姿勢が不可欠だと考えています。これまでの経験があったとしても、クロスピアではゼロベースで、チャレンジャー精神でキャッチアップしていくという気持ちをアピールしました。


内田)私は自治体・官公庁などの公共領域を中心にコンサルタントの経験を積んできました。これまでの実績を伝えたことはもちろんですが、今後は民間企業に対してもこれまで培った経験を活かしてチャレンジしたいと伝えました。

クロスピアならではの仕事への考え方や働く環境について、前職のコンサルティングファームとの違いも交えて教えてください。

加藤)どんどん挑戦することが許される文化がクロスピアにはありますね。「それはやっちゃだめ」、「それは別の部署で」という考え方がほとんどない。提案書を書いているときなど、これまでは、「それは書いちゃだめ」、「それは出しちゃだめ」といった制約が多かったのですが、クロスピアではクライアントが抱えている課題を本質的に考えて、支援したいと考えた提案は、その意義を認めてもらえる。そこが他社にはない社風ですね。


木根渕)たとえば、未開拓の業種・業態の企業に向けた提案を考え周りに相談をすると、先輩が親身に聞いてくれて、一緒に提案へ行く機会を設けてくれたこともあります。クロスピアは職位や経験領域に関係なく、新規提案をする機会があります。
また、私のプロジェクトメンバーは事業会社出身者が多いので、対面でのコミュニケーションを密にとって経験の浅い業務があればサポートし合いながらプロジェクトを進めていくということも大事にしています。まだ会社が立ち上がって数年ということで、一緒に働くメンバーと成長を感じながら仕事ができるところにもやりがいを感じますね。


内田)クロスピアへ入社して数か月ではありますが、さまざまなことに挑戦できる環境があると感じています。未経験の領域への挑戦でもある程度の裁量を持たせてもらえますし、各領域に頼りになるスペシャリストがいて、その方々と密なコミュニケーションがとることができるため、サポートを受けながら多くの経験を積み、成長を実感できることが魅力だと思います。
また、前職と比較した際に “縦割り”がなく、クロスピアで進捗しているプロジェクトや提案中の案件などが守秘義務の範囲で社員に共有されているので、会社としての方向性を確認することができますし、興味のあるプロジェクトに手を挙げれば参画できるという“横断的”な動きができるのもいいですよね。

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木根渕)前職だと、自分の所属組織内でしかアサインされない仕組みでしたが、クロスピアはそうした“所属の壁”がない。
私がクロスピアで担当してきたクライアントは証券会社、クレジットカード会社、そして製造業と多岐に渡ります。自分のバックグラウンドに関係なく、希望すれば新しいクライアントを担当できる。そんな“壁”がないところがクロスピアの特長ですね。


加藤)たとえば在籍していた会社では、 “縄張り”のようなものがあったんですね。「●●会社の○○さんは社内の△△さんの担当だから」といわれて、提案することができないこともありました。成長期にあるクロスピアは、そうした“縄張り”や制約がない。また、生成AIを活用した提案なども「チャレンジしたい」というと、「よしやろう」となる。そうした挑戦に対する柔軟性や、組織的な制約がなく、自由度が高いところがクロスピアの特長だと思いますね。

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働き方は前職と変わりましたか。プライベートの時間なども取れているのでしょうか。

加藤)働き方は変わらないですね。会社として若くて勢いはありますが、働く時間は自分でコントロールできています。私は日常的にランニングをしているのですが、毎朝のランニングを欠かさず行っています。来年は東京マラソンに出場したいと考えていますね。


内田)私も前職と比較しても同様の働き方ができています。子どもを保育園へ送ってから出社していますし、帰宅後に寝かしつけを担当することもあります。子どもを寝かしつけた後に仕事を再開することもありますが、自分でメリハリをつけて業務ができています。


木根渕)実は、私もランニングを楽しんでいます。いまは前職以上にプライベート時間を確保できていますね。そうだ、私も東京マラソンにエントリーしなくちゃ(笑)。

クロスピアでこれから新たに手がけたいことなどを教えてください。

加藤)クロスピアはまだまだ成長過程にあるので、その成長していくプロセスを、全員で日々感じながら、大きくしていきたいですよね。
自由度の高いクロスピアですから、新しい分野にも挑戦してみたいですね。せっかく「昨日までの常識が今日は変わっていた」というテクノロジーの世界にいますから、生成AIなども積極的に活用し、新しい技術で課題を解決していきたいですね。


木根渕)私は大学でスポーツを専攻していたということもあって、スポーツ領域を開拓していきたいと思います。
たとえば、スポーツメーカーをはじめ、スポーツ庁や、競技団体など官民問わずにアプローチしていきたいですね。日本のスポーツビジネス業界は、海外と比較するとまだまだ発展途上であり、成功しているビジネスモデルは少ないと言われています。スポーツには人の心を熱くさせる魅力があり、世の中をより良くしていく力があると信じています。私自身の人生においても大きな経験を与えてくれたスポーツに対して、これまでの経験を活かし還元していきたいです。


内田)クロスピアが更なる成長を遂げるためには、シンプレクスグループとして強みを持っている金融領域以外の事業領域の拡大が必要不可欠になるため、その一端を担えるように新しい領域の提案に積極的にチャレンジし、自分の担当領域を拡大させたいですね。

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